日暮里~谷中で遊びまわってきました その2 | まつの接骨院のところの嫁

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葛飾区立石にある「まつの接骨院」です。
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さて、お土産も買ったので谷中の商店街に移動です。

日暮里から商店街に行く道の途中にも、ちらほらと面白そうなお見せが並んでいます。
その中で、ちょっとした輸入雑貨のお店に入って誕生日が近い義母へのお土産(いつもの黒猫グッズ)を買ったりしつつ・・・さあ、商店街です。

TVでよく見かける「夕焼けだんだん」と呼ばれる階段を降りると・・・

すぐ横に例のレストランを発見です。
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・・・看板が横向きなのがまた不安を煽ります。

お店の外には中東系の料理に使うドライフルーツやらザクロジュースやらが雑然と置かれています。良く見ると値段が異常に安い・・・
買い物は帰りがけでいいやということになり、恐る恐る入店です。

まず、入り口で靴を脱ぎます。
そして、座布団と同じ高さのテーブル(板?)の席に通されました。
天井いっぱいに吊り下げられたランプや、壁のタペストリーが雰囲気出てます。お客さんは全員女性で、結構な量の料理が並んでいるのにみんなガツガツと良く食べていました。

(正直この量は食べられないな・・・)
と思っていたので、ランチの種類の中で一番量が少なめのものを注文することにしました。
嫁は普通のワンコイン的なランチ、あとの二人は「しあわせランチ」という量が多めのものを頼もうとしました・・・が、しあわせランチは同じテーブルの人が一人でも頼むと自動的に全員がしあわせランチじゃないといけないというルールがありました。

「じゃあ、もし食べ切れなかったらRちゃんが食べてね」
最初はよく解らなかったので、そんなことを話していたのですが、お店のお姉さんが細々とした声で
「大丈夫だと思います~」
・・・いざ料理が運ばれてきて解りました。

料理は中東系をメインとした多国籍料理といった感じです。
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最初はこんな感じです。
お肉や豆の炒め物、サラダにライスにナンにスープ、飲み物!
スープ、飲み物以外はすべて一つのお皿に人数分の盛り付けがされて出てきます。なるほど、こういうこと。

というか、こうしないととても料理が並びきれないのです!
いざ食事が始まると、厨房からフライパンを持ったままマスターが現れて
「は~い、サモサできたよ~」
と言いながら、しあわせランチを注文したテーブルを周ってきます。
「はいみんなお皿出して~ 早くしろ空気読め~」
ととても穏やかな声色で強制的に料理を取らされます。
「はい今度はレバーの炒め物できたよ~ 食べないやつ帰さないよ~」
「お姉さん美人だから他のお客さんより多くとっていいよ~」
「仕事終わったら荒川区役所で婚姻届だそう~」

・・・これです! これを見に来たんです!
知る人ぞ知る有名マスターがいるお店なんです。もちろんお店の雰囲気通り中東あたりの方なんですが、とにかくトークが面白いんです。

みんなで笑いながら次々運ばれる料理を食べていくと、きづいたら結構な量。
「これも食べろダイエットは明日から~」
とマスター。

その間、ウェートレスの女の子がインドのお菓子だのナッツだのドライフルーツだの紅茶だの、しょっちゅうテーブルにやってきます。

するとしばらくして、カップルのお客さんがやってきました。
「うわ~、男がきてる~! 私だけのハーレムだったのに許せな~い」
と言い出すと、マスターは一旦引っ込み、チェック柄の布を持ってきました。

「男の客なんかこうしてやる。はいテロリストの出来上がり~」
男性客に、シュマーカ(地方によって呼び名が違いますが、大きな布の被り物)とイガール(これも呼び名が色々ありますが、布を留める黒い輪っか)を被せました。

それをきっかけに、沢山の女性客に民族衣装を着せ始めるマスター。
「これ貸してあげるからとっとと着ろ~」
みたいなことを言いながら、次々とみんな着替えさせていきます。

嫁は壁際に座っていたので免れましたが、連れの二人はこんな格好に。
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このあたりで我々のお腹はもうパンパンだったので、ほどなくお勘定となりました。
(わんこそばみたいにキッパリ断らないと料理が運ばれてきます)

最後にマスターがやってきて、3人でじゃんけんしてとのこと。
このじゃんけんには、嫁が勝ちました。
するとマスターが商品のストラップを一つ手にとって、嫁にくれました!
「1000円のランチ食べて700円のストラップお土産~、アナタ運がいいね~また来なきゃいけないね~」

あれだけ料理が出てきてお土産もいただいて、このお店は何で儲けているのかサッパリわかりません。最初から最後まで面白いお店でした。

谷中でご飯を食べることがあったら是非こちらへ。
マスターのイジリに耐えられる方におススメです!


予定時間をオーバーしつつ、いよいよYさんのいるギャラリーへ。